結論:この製品は買いか?
ただプラグをオンオフしたり消費電力をモニターできるプラグはありふれていますが、
3秒で分かる特徴
- ハブと組み合わせてトグル式電源(オンオフが1つのボタン)の家電も消費電力で稼働確認の上オンオフできる
- 単体でWi-Fiに繋がり履歴機能もあるため、Switchbotオートメーションの外出在宅判定用のデバイスに使いやすい
- SwitchBot Web APIで高度な自動化に発展可能
上記の特徴を魅力に感じる人は
間違いなく買いです!
スペック表
| 製品名 |
SwitchBot
プラグミニ
|
SwitchBot
プラグミニHomeKit
|
|---|---|---|
| ▼ 基本情報 | ||
| 本社 | 中国 | 中国 |
| 発売年 | 2022 年 | 2022 年 |
| 保証 | 1 年 | 1 年 |
| 型番 | W2001400-GH | W2001403 |
| ▼ サイズ・材質 | ||
| 寸法 | 70 x 39 x 39 mm | 70 x 39 x 39 mm |
| 重量 | 72 g | 72 g |
| 防水 | なし | なし |
| ▼ 通信方式 | ||
| 2.4 GHz Wi-Fi | 〇 | 〇 |
| 5 GHz Wi-Fi | × | × |
| Bluetooth | 〇 | 〇 |
| Zigbee | × | × |
| Thread | × | × |
| クラウドAPI | 〇 | 〇 |
| ローカルAPI | × | × |
| Bluetooth API | 〇 | 〇 |
| ▼ 連携サービス | ||
| Google Home対応 | 〇 | 〇 |
| Alexa対応 | 〇 | 〇 |
| Apple Home対応 | Matter経由 | 〇 |
| Apple HomeKit対応 | × | 〇 |
| Siriショートカット対応 | 〇 | 〇 |
| SmartThings対応 | 〇 | 〇 |
| Home Assistant対応 | 〇 | 〇 |
| IFTTT対応 | 〇 | 〇 |
| Matter対応 | ハブが必要 | ハブが必要 |
| ▼ 基本機能 | ||
| スケジュール操作 | 〇 | 〇 |
| 操作履歴 | 〇 | 〇 |
| ▼ スマートプラグ機能 | ||
| プラグ形状 | Aタイプ(N極性) | Aタイプ(N極性) |
| 最大負荷電力 | 1500 W | 1500 W |
| 最大負荷電流 | 15 A | 15 A |
| 過熱/過負荷保護 | 〇 | 〇 |
| 電力モニタ | 〇 | 〇 |
| 電源ボタン | 〇 | 〇 |
| 負荷電圧 | 100 V | 100 V |
HomeKit版について
HomeKit版はApple HomeKit対応のみが差分です。
ただし、現在はMatter対応のSwitchBotハブ(Hub 2やMatter対応Hub Miniなど)があれば通常版のプラグミニもMatter経由でApple Homeアプリから操作できるため、すでにMatter対応ハブを持っている方にとってはHomeKit版の唯一性は薄れています。
逆にハブなしで直接HomeKit連携したい方にはHomeKit版が適しています。価格差も小さいので、将来的な柔軟性を考えてHomeKit版を選んでおくのも一つの手です。
SwitchBot プラグミニの安定性について
SwitchBot プラグミニは過去に一部製造ロットで不具合が報告され、SwitchBot社による交換対応が実施されていました。
筆者環境ですが、2024年以降の製造でファームウェアv2.7の個体では安定して稼働しています。長期間の連続使用でも接続切れや誤動作は発生していません。
スマートプラグを使ってはいけない用途
主に暖房器具操作への使用は非推奨になります!
非推奨な使用例についてはSwitchbot社の注意喚起が参考になりますのでご確認ください。
詳細レビュー!
| ⭕ 良い点 | ❌ デメリット |
|---|---|
|
|
|
⭕ 良い点
消費電力でトグル式電源の家電もオンオフ管理
家を出るときテレビや扇風機を消したいと思ったことありませんか?
しかし、トグル式電源(オンオフが1つのボタン)の場合、単純にオンオフ操作をすると消えている場合でも電源がついてしまいます。
Switchbotのプラグミニはオートメーションで下記のように消費電力を確認したうえでオンオフを実行できます。
これができるスマートプラグ、実はなかなかありません!
スマートプラグの詳細画面では消費電力が見えても、オートメーション条件に使えないことがほとんどなのです。。
単なるプラグの操作や消費電力の見える化ではなく、トグル式家電をスマート制御することこそがSwitchBot プラグミニの真の価値です。
ただし、家電によって電源オフでも待機電力があったりするので、実際に消費電力を観察してトリガーにする消費電力の値は設定する必要があります。
オートメーションの外出在宅の判定条件に使用
Switchbotではジオフェンス設定を含んだオートメーションは5つまでしか作れません
これ知っている人なかなかいません。私もサポートに問い合わせて知りました。
この制限は「いつ条件」だけでなく「かつ条件」にも適用されます。
なので下記のような在宅時だけに実行したいオートメーションにも制限が適用されます。
テレビ、エアコン、扇風機、加湿器、しかもそれが各部屋にあると正直5つは全然足りません。
なので、下記のようにプラグミニのオンオフ状態を外出在宅の判定に使用し、プラグミニのオンを先ほどのオートメーションの「かつ条件」に置き換えることで、在宅時だけオートメーションを実行することができます。
なぜプラグミニなのか
なんといっても価格が安い。極性対応の電源タップがあれば場所も取りません。
さらに履歴機能もありトラブルシュートしやすいので、プラグミニが外出在宅の判定には使いやすいです。
さらに応用
Google HomeやApple Homeのジオフェンスオートメーションには「全員が自宅を出発」という条件が組める。
先ほどのSwitchbotアプリの外出在宅オートメーションを、Google HomeかApple Homeのオートメーションに置き換えることで、「家族全員が外出の時/誰かが在宅の時」をプラグミニで判定できるように応用することができます。
※Apple Homeにプラグミニを登録するには、HomeKit版を使うかMatter対応のハブが必要
SwitchBot Web APIで高度な自動化が可能
SwitchBot プラグミニはSwitchBot Web API v1.1に対応しています。
APIを使えばアプリの枠を超えた高度な自動化が実現できます。
プラグミニでは下記のようなことができます。
- リモート操作:turnOn / turnOff コマンド操作
- デバイス状態取得:電源のオンオフ・消費電力(W)・電圧(V)・電流(A)の情報を取得
APIはSiriショートカットで簡単に試せます。
まずSwitchbotが公開している手順に従ってトークンを取得します。
このトークンを使ってデバイスの操作と情報取得をするので、絶対に流出しないように注意してください!
下記のようにSiriショートカットを作成することで、プラグミニの情報を取得できます。
下記リンクをiPhoneで開くとショートカットがダウンロードできるので試してみてください。
実際に使う際は、URL内の「XXXXXXXX」をプラグミニのデバイス情報から確認できるBLE MACの「:」を除いたもの、Authorizationで指定している「********」を先ほど取得したトークンに置き換えてください
https://www.icloud.com/shortcuts/2ed3c8b6d8f649eab7f5f061a67f96f6
実際に取得すると下記のようなJSON形式で情報を取得できます。
{
"message": "success",
"statusCode": 100,
"body": {
"weight": 0.40000000000000002,
"deviceId": "XXXXXXXX",
"electricCurrent": 18,
"deviceType": "Plug Mini (JP)",
"voltage": 103.40000000000001,
"hubDeviceId": "XXXXXXXX",
"power": "on",
"version": "V2.7-2.7",
"electricityOfDay": 1183
}
}
Apple Homeオートメーションのパーツとして活用する
先述した消費電力によるトグル式電源のオンオフ管理について、このAPIを使うことでApple Homeでも同じことができる。
Apple Homeではオートメーションのアクションを、iPhone のショートカットと同じように設定することができる。
なので下記のように出発時にプラグミニの消費電力を確認し、他社製品の操作につなげることができる。
プラグミニは単体でWi-Fiに繋がり、ハブなしでAPIを使用できるので
すでにSwitchbot以外の製品で固めている場合でも追加パーツとして利用できます
❌ デメリット
Wi-Fi経由のため反応速度はやや遅め
プラグミニはWi-Fi(2.4GHz)経由で通信するため、ZigbeeやThread対応デバイスと比較すると操作から実行までのレイテンシ(遅延)がやや大きいです。モーションセンサーなどをトリガーとした実行の場合、体感で0.5〜2秒程度のタイムラグが発生することがあります。照明のオンオフなど即応性が求められる場面では、もたつきを感じる場合があるでしょう。
トグル式家電を使わない場合は魅力半減
先ほどトグル式家電の稼働を確認した上での操作を良い点で上げましたが、そもそも電源操作を明確にオンオフで分けて操作できる製品を使うほうが断然安定します。
Google TV搭載のテレビであれば、Google Homeからオンオフを分けて操作可能です。
BRAVIAなどはGoogle TV搭載かつ、Apple Homeにも対応しているので、どちらの環境でもオンオフを分けて操作可能です。
扇風機はSwitchbotのサーキュレーターであればオンオフを分けて操作可能です。
極性プラグのため延長コード選びに注意
SwitchBot プラグミニはAタイプのN極性プラグ(片方の刃が大きい安全設計)を採用しています。そのため、延長電源コードや電源タップを使用する場合は、コンセント穴が極性プラグに対応しているか事前に確認が必要です。古い延長コードや安価な電源タップでは穴のサイズが均一で、極性プラグが物理的に挿さらない場合があります。購入前にお使いの延長コード・電源タップの差込口を確認しておきましょう。
レビューまとめ
SwitchBot プラグミニは、消費電力によるトグル式電源のオンオフ管理という他のスマートプラグにはない強みを持っています。
トグル式家電を使わない環境にしたとしても、外出在宅判定の用途に使う、APIで各種自動化パーツに転用するなど、価格以上の価値を提供するコスパに優れたスマートプラグです。
スマートホーム入門者から上級者まで、幅広くおすすめできる製品と言えるでしょう。
今回紹介した製品
スマートプラグの比較記事はスマートプラグカテゴリをご覧ください。その他のスマートホームデバイスについてはスマートホームカテゴリで詳しく紹介しています。
SwitchBot プラグミニの詳細はSwitchBot公式サイトで確認できます。









